好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

『語咄し編(1)』雑感。(その2)

『やめないで知恵先生』

(※私にはあまり合わない作品でした)
短編集の作品順序には、法則がある。
誰もが最初に読む1番目は、誰もが納得する王道。
その1番目を読み終えた人を想定するのが2番目。
得てして、癖の強い作品が並ぶ。

雛見沢分校の教諭・知恵が、新規のオリキャラと“なぜか”お見合いし、その様を“なぜか”部活メンバーが引っかき回すという話そのものが、私にはよく分からない。
恐らくタイトルから憶測すれば、「お見合いすれば教師を辞める(だろう)から、それを邪魔する(つもり)」という内容なんだと思うが。
そもそも「教師を辞める」という前提が作中に見当たらないんだが……。

「レナぱん」をはじめとする、本来ならギャグの設定でリアル戦闘が描かれてるのも困惑した。
特に、知恵の戦闘能力が高いという設定は、別作品からのお遊びなんでしょう?(←『月姫』には詳しくない私)

漫画やアニメなら、違った感想になるかもしれないけれど、小説としては残念でした。

それでは。また次回。