Switch版『未解決事件は終わらせないといけないから』をプレイ中である。
プレイ中と言っても、実際のところは、既にストーリークリア済。
エンディングも双方チェック済。
その上で、データを消しては繰り返し読み直している。
私としてはコレ、名作の域だ。
主人公のバラバラおぼろげになってしまっている記憶の、「発言者」と「時系列」を整理していくという推理小説的パズルゲーム。
娘の行方不明事件を解決するなと願う父親。
娘を捜索してくれと請う母親。
自首して、少女の死を告げる男性。
母親がやけに幼い口調だったり、娘を「孫」と呼んでたり。
別人のはずの人が挿絵だと同じ顔だったり。
そういった違和感を正して、時系列を整えていくと、また新たな発言が現れる。
日付を答えるクイズの部分など、もしやと思った箇所が当たるととても嬉しい。
いよいよ分からなかったら総当たりも可能。
全て読み終えて構造を理解した上でデータを消し、今度は逆に核心から外れた発言から埋めていったり、敢えて時系列を無視したり、攻略順を変える度に、物語の印象が微妙に変わる。
もっとも、手探りで混乱しながら進めてた1周目が一番手応えあったけど。
データでなく自分の記憶を消してもう一度やりたいかも。
話の仕掛けは、ある程度ミステリ好きなら察する事の出来ると思うので、どうか攻略情報もネタバレも踏まずに、独力で全部解いてみてほしい。
切ない話ですが、システムは本当に楽しいです。
それでは。また次回。