2010-09-30 花一輪。 詩編 雨に降られて 風に吹かれて 人に蹴られて 踏みつけられて だからこそ咲き誇る 野の花は美しいと言うけれど それは 咲いた花だからこそ言える事 その前に 一度ぺしゃりと潰れれば もはや誰も気づくまい もはや何も残るまい 何も温室に入れろとは言いません せめて日差しを せめて庇(ひさし)を それから後は 支えを一本 どうか下さい かれないために