好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

道を歩く。

皆の願いを叶えようと努力した。
多くの人が喜んでくれる中で、ある人がこう言った。
「あなたの正直な気持ちを教えて」

私の願いを叶えようと努力した。
多くの人が喜んでくれる中で、ある人がこう言った。
「おまえの言ってるのは綺麗事だ」

右へ行っても、左へ行っても、尖った石が刺さる道。
一緒にいた人たちは構わず走り、とっくに背中も見えなくなった。
気づけば私は今ここに、ただ一人で立っていた。

腰をおろして空を見た。
私はこれから、ゆっくり歩こう。
最初に一歩踏み出せた、あの時の喜びを忘れずに。