好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

北欧神話の物語・その4。

ニーベルングの指輪」第4巻『神々の黄昏』(新書館)読了。

正直に書く。
この最終巻を読むのは終始苦痛だった。

図書館で借りてから2週間、ぎりぎりまで放置し、
数時間で流し読みして、すぐさま返して終わった。

本の見返しには「大団円」と書かれていたが、
もちろん素直なハッピーエンドなんか無い。
ある程度覚悟して、勉強と割り切って読んだが、それでも辛い。

ジークフリートは策略にまんまと陥れられて殺されて、
ブリュンヒルデはその後追い自殺して、
それから神の世界ごとみんなみんな絶滅して終わり。

こういう話を読むと、悲しみより先に怒りが湧いてくる私は、
いつまでたっても子供のままなのかもしれない。

私は、みんな幸せになる話が好きだ。
傲慢な偽善と言われても、せめて物語の世界だけは、
そうであってほしい。そうでなきゃいけないと思っている。
その考えは、これからも変わる事はないだろう。

それでは。また次回。