事件トリック自体は、好評価したい。
あのような場所に隠れる事が実際に出来るかどうかは別にして。
ただ、今回の話は、そもそもの前提に問題がある。
今まで積み重ねられたエピソードとの矛盾が生じつつあるためだ。
まず、のっけから絶句の場面。
解いた事件の数を競い合って自慢しているコナンと平次は、
今までの事件の彼らと別人としか思えない。
あるいは彼ら、『外交官殺人事件』以降の記憶が飛んだりしてるんだろうか。
メインの話は、そんな彼らの中学時代。
高校1年次のGWに初事件に挑んだはずの新一が、
中学の時に既に事件を解いており、しかも平次とも会っていて。
その上、蘭も和葉も優作も有希子も静華も一堂に介していたという
トンデモナイ設定が加わってしまった。
個人的には、中学生にもなった子供の合宿に、
ビデオカメラ持って付いてくる母親たちにも絶句する。
そして、事件のヒントだけ与える一方、
警察への具体的な協力は一切しない……。
あんたら、子供を保護したいのか放任したいのかどっちなんだ。
そんなツッコミを入れたくてならない私である。
それでは。また次回。