自分が文章を書いている時に、心がけている事。差し当たって三つ。
1.一旦書き上げたら、必ず音読。
声に出して読んでみて、つっかえる所があったら、
ソレは、「自分の言葉」で書いていない、不自然な書き方をしている証拠。
私の場合、特に小説など長い物の場合は、どんな場面でも声に出してます。
……会話シーンなどは、物凄く恥ずかしいけれど……。
2.長めに書いて、短く切る。
初稿の段階では、くどすぎる長すぎるくらいまで、とにかく一旦書いてみる。
その後、ダブついている(本筋から離れている)所を全て切る。
せっかく書いたのにと思いつつも、思いきって。
よって私の場合、脱稿する時は、初稿の何割か減っているはず。
……そのため逆に、長いのを書けないのが、自分の課題です。
3.自分が「いいなー」と感じた言い回し(フレーズ)をメモする。
無論そのまま使ったら盗作なので、「自分の言葉」として身に付けてから使う事。
私の場合、大いに頂いたのは、星新一氏の作品群。
「単純な単語(「言う」「見る」「する」etc)は出来るだけ使わない」、
「カタカナ語・流行語は、出来るだけ使わない」、
「一つの作品、一つのセンテンスは出来るだけ短く」など、
自分の癖の大半は、星氏作品からの影響です。
それでは。また次回。