とうとうコナンもスマホを使う時代。
これで完全に、「七つの子」の伏線は滅びたと見なして良いだろう。
まるで異なる二つの事件に、ただ一つの共通項。
この、路上に「死」の字が残されるトリックは、
作意的ではあるが、なかなか秀逸である。
なお、この事件の推理はほぼ全編、工藤家にて展開する。
世良と沖矢、二人はそれぞれ、例によって怪しい言動をほのめかす。
そんな二人に対して、やっぱりコナンは警戒してるのか違うのか分からない。
『プロサッカー選手脅迫事件』の頃は、
トイレでももっと慎重に話していたはずなのに。
わざわざ廊下へのドアを開けながら
一人二役を演ってたら、気づかれても仕方ない。
かと言って、敢えて気づかせようとしてるようにも見えない。
そして事件解決後、何故か唐突に世良が涙を浮かべて終わる。
私としては、考えさせられる前に呆気に取られてしまった。
答えは一体どこにある?
それでは。また次回。