『夏の美人デザイナー 獠の心はハイレッグ』
(大原緑編)
ギャグ描写の回が続く。
見た目重視の結果か、脚本がやや荒い印象。
・とにかくタイトルのインパクト。
「ハイレグ」ですらない。当時は新語だった。
・鮫を「ジョーズ」呼びするのも時代性。
・依頼内容は、盗まれたデザイン新作を取り返す事。
……なら依頼人は、麻生家の一族に頼めば良かったのでは。
・緑の拠点「千代田マンション アトリエ緑」。
・獠の名刺「パリ・モード誌 編集記者 冴羽獠」
・演技の一環で、フランス語をうそぶく獠。(「ウィ」「メルシィ」etc)
コレ、フランス版だとどうなってるんだろう。
・米沢の第一部下のネームドキャラ・阿部役は山寺宏一氏。
・香を男扱いし、男色家の所へ放り込む獠の鬼畜ぶり。
・駆けつける警備員に「バレた」と、唐突に銃を抜く獠。
ここしか銃の描ける場面がない、という作劇の都合。
・で、獠たちに頼んだのに無断で敵地に忍び込む依頼人。本末転倒じゃね?
・水に落ちた車から、緑を救い出す。
その車の窓が開いてるのは、今見るとご都合かなぁ。
・人工呼吸に違和感。
キスと勘違いされるギャグが優先された結果、気道確保も鼻つまみもなく抱き起こしてる。
横たわってる彼女に獠が覆い被さってる画の方が良かったかな。
・妙ちくりんな服でショウが開かれ、客が逃げる。
……どこからどうやって用意したのよあの衣装。
・「TNT火薬」と明記された樽。視聴者への説明。
・去り行く獠に、緑が「マイ・スイートハート」と独白でラスト。
それでは。また次回。