好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

事件87『殺意の陶芸教室』(第30・31巻)考察。

『名陶芸家殺人事件』とモチーフが連続する。

トリックの要は、作者お得意のワイヤーを用いた物。
ロッカードアの片側を開けた時には何の変化も見られないのに、
閉じた時には異常が起こり、
もう一度開けたら死体が倒れてくる、
という一連のギミックは、
もはやマジックショーの域に達している。

ただし、このマジックショーには、
特殊な形状のロッカーと、そして犯人の思い通りに動く人物が必要不可欠。
謎解きの際、園子を(を演じるコナン)の指示に忠実に従う高木は偉い。

なお、余談ながら。
陶芸を習い始めて数回で、電動ロクロを使いこなして、
背の高い湯呑みに絵まで入れて美しく仕上げるってのは、
並の人ではまず無理です。
十中八九、作ってる途中で崩壊して、不格好な皿と化します。

まぁコレは、不器用さなら誰にも負けない
私の経験に基づいてのコメントですが……。


それでは。また次回。