映画『生きていた男』のDVDを見る。
TSUTAYAの発掘良品。
パッケージの裏書きに「ミステリー」とあったから、という理由だけでレンタル。
つまり予備知識ゼロ。
即ち、この話を最も楽しめたという事。
原題は『CHASE A CROOKED SHADOW』。
1958年作。(という事も後から知った)
家族を失い、使用人を置いて一人で暮らす富豪の女性。
そこにある日、彼女の兄だと名乗る謎の男が現れる。
兄は死んだはず。遺体も確認したのに。
男は我が物顔で屋敷を使い、生活を始める。
女性は混乱し、身近な人たちに助けを求めるが、誰もが逆に丸め込まれてしまう。
男は何者なのか。
はたまた、彼女の兄は本当に死んだのか。
彼女の記憶こそが間違っているのではないか?
この映画を見る際は、彼女の視点に立って緊張感に浸ってほしい。
じわじわと財産を、命を狙われる恐怖を感じてほしい。
あの絶妙な間は、完全にホラー映画のノリである。
彼女が刑事さんと協力して、男の正体を探ろうと足掻くくだりは、全力で彼女を応援するとなお良し。
約90分の尺だから、試しの気分転換にどうぞ。
最後に一言。
エンドマーク後の、制作者さんからのコメントが好きです。
それでは。また次回。