好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

『尚も生きる。手を取りて』第5話「ぼうけんしゃ」

あのケムリは、なんだったんだろう。
ナオは、みちをあるきながら、かんがえた。

みちは、あんまりくらくなかった。
てんじょうの、ひかっているいしがキレイだった。

ナオは、みちのかどをまがった。
ひめいがふたつ。
ナオのこえか、あいてのこえか、わからない。りょうほうかもしれない。

おとこの、ぼうけんしゃだった。
ナオのすぐちかくで、びっくりしていた。
ナオは、ぼうけんしゃよりも、さきにおちついた。
うごかなくさせようとしたら、ふたり、べつのぼうけんしゃたちが、
ナオのところへ、はしってきた。
おんなの、ぼうけんしゃが、さけんでいた。

「エテイコヲワ、イドロトアヅ!」

ナオは、ふたりまとめてやっつけた。
ちいさい、おとこのぼうけんしゃも、やっつけた。

「ヌウタモヲワ、オウス!」

みんな、いったい、なにをいってるんだろう?