あのケムリは、なんだったんだろう。
ナオは、みちをあるきながら、かんがえた。
みちは、あんまりくらくなかった。
てんじょうの、ひかっているいしがキレイだった。
ナオは、みちのかどをまがった。
ひめいがふたつ。
ナオのこえか、あいてのこえか、わからない。りょうほうかもしれない。
おとこの、ぼうけんしゃだった。
ナオのすぐちかくで、びっくりしていた。
ナオは、ぼうけんしゃよりも、さきにおちついた。
うごかなくさせようとしたら、ふたり、べつのぼうけんしゃたちが、
ナオのところへ、はしってきた。
おんなの、ぼうけんしゃが、さけんでいた。
「エテイコヲワ、イドロトアヅ!」
ナオは、ふたりまとめてやっつけた。
ちいさい、おとこのぼうけんしゃも、やっつけた。
「ヌウタモヲワ、オウス!」
みんな、いったい、なにをいってるんだろう?