好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

「蒼の魔法使いの挑戦」第41話「SUNの呪文」

以前この地下室で、何の魔法を学んだか覚えてる?
そう、周りを闇夜に変える「FOG」を実践したんでしたね。

今日学ぶ魔法「SUN」は、その真逆。
古代の魔法語で「太陽」という意味で使われていたという由来そのままの魔法です。

この黄色い太陽石に術をかけると、明るく光り輝きます。
ともあれ、試してみましょう。太陽石を掲げて、意識を集中させて……。

「SUN――!」

ええ、その調子。だんだん輝きが増してきたわ。まずはそれくらいでいいかしらね。
このように、この術は基本的に、部屋などを照らす松明として使われる事が多いです。
火事にもならないので安全です。

因みにこの術は、光の強さや持続時間など、細かくアレンジする事も出来ます。
例えば……もしもこの術において、光を限りなく強め、
持続時間を限りなく短くしたら、どんな状態になると思いますか?
私が答えを見せますが、くれぐれも石を直接見ないようにね。

「SUN――!」

……びっくりした? まるで稲光を間近で見た時みたいでしょう?
こうすれば敵を怯ませる武器としても使えます。
この通り、どんな魔法も工夫次第で色んな場面で使えるのです。