好事家の世迷言。(続)

調べたがり屋の生存日記。gooブログから引っ越し中。

ルパンの敵はルパン。

今日は、萌え語りを一席。
このところ図書館に通って、偕成社のルブラン全集を読み漁っている。
で、「ルパン面白いよ!」と、本を見せて公言している次第だが、意外にどうして広まらない。
今の時代のこの国には、強敵がいるからだ。
その名は、そう、「ルパン三世」。

例その1。
私の見せたハードカバー本を見て。
「ああ、ルパンのお祖父さんの話ですよね。アニメで見た事あります」

……いやだからあのその、あの「一世」ってのは、
あくまで「ルパン三世」設定から逆に引っ張られて出てきただけで、
そもそもあの三世が孫ってのも連載当初の設定ではなくて……。

例その2。
私の見せたハードカバー本を見て。
「へえ、ルパンの小説ですか。漫画の小説も図書館に置いてあるんですね」

……ちょっと頭、冷やそうか。

まさか、当ブログをお読みの方々は混同されてはいないと信じるが、
本来の本家ルパンはクラリスと結婚してカリオストロと戦って、
一応息子がいるけどいないとも言える、そんな人生を辿った人です。
晩年は自作のバラ園で穏やかに過ごした人です。
帝国築いて世襲させたりしてないです恐らく多分。くれぐれも誤解なきよう。

もっとも私自身、「ルパン」という語を知ったのは再放送アニメだったし、
わざわざ「本家」って言い方してる時点でマズいとは思うわけだけど……。

それでは。また次回。