映画『紅の豚』のDVDを借りて見る。
ネット仲間さんに勧められる→見返したら新発見があるかもと思って店に行く→
何週間通っても全部レンタル中→シルバーウィーク前にやっと借りられた→
見終えて感想を書こうと思った矢先に例のゴタゴタ→
しばらく考えがまとまらず→何とか少し立ち直った今
……なんて流れに巻きこまれたため、真っ当な感想が頭に浮かばないのがもどかしい。
けれど、結論から言って、見て良かったと思う。
公開当時は正直な話、「つまり飛行機の話?」くらいの感覚しかなく(汗)。
それが、他の宮崎駿作品も見知った今になって見返したら、認識一変。
歴代で、これほど密度の濃い、熱い作品はないんじゃないかと。
何せ、宮崎氏が得意としている物がこんなに入ってるわけで。さながらシュミの集大成だ。
・枯れて冷めてるオヤジキャラ
・自立している女性たち
・気丈な少女(ひいては幼女)
・不安定なフライト
・悪人や死者のない世界
・姫君を救い出す騎士
・小細工ナシのリアルファイト
・エンドマークの後も続いていく物語
逆に言えば、冷静に一歩ひいた部分の方が、ちょっと足らないかもしれない。
キャラ設定とか世界観とか、本編だけだと分からない感じも少し。
繰り返し見返せば、感覚としてつかめるようになるのかな。
あと、余談ながら、密かな小ネタも自力で発見。一つだけだが。
ポルコがピッコロから手に入れたエンジン、
わざわざ「GHIBLI」って書いてありました。(笑)
それでは。また次回。